タダでもらった18インチの自転車。
色々とガタが来ていたので自分でどうにかしてみました!
今回はブレーキのケーブルを交換します!
子供用自転車だけではなく大人のママチャリも同じ手順で交換できますので参考にしてください♪
ブレーキケーブルは2種類ある!
自分で交換するまで知らなかったのですが、ブレーキケーブルにはインナーケーブルとアウターケーブルがあります。
ブレーキレバーを引いた時に動くのがインナーケーブル。
自転車のフレームにあたらないようにインナーケーブルを守るのがアウターケーブル。
販売されているのも
- インナーケーブルだけのもの
- アウターケーブルだけのもの
- アウターケーブルにインナーケーブルを通したセットのもの
と3種類あるので、購入の際には間違えないようにしましょう!
さらに、自転車の種類でブレーキを取り付ける部分の金具(タイコ)が違うのでご注意を!ママチャリや子供用の自転車は『シティ用/MTB用』です。『ロード用』タイコのは形が違うので使えません。
さらにさらに!シフト用のインナー/アウターケーブルも存在しますのでこれまたお間違えなく!
我が家は安かったので、モノタロウで③のセット品(前用620×740mm/後用1500×1630mm)を買いました。
なのでアウターケーブルは必要なかったのですが、息子のピンク色のヘルメットに合わせてピンクのアウターケーブル(2m)も購入。
ついでにこれまたセット品についてくるので必要はなかったのですが、インナーケーブル用のエンドキャップもピンクで揃えました✨
ケーブルの質にこだわりがなければ、モノタロウのケーブルはインナーアウターセットでインナーキャップまでついてくるしでお安いです。
(モノタロウって商品リンク貼れないんですね…なので画像だけ💦)
アウターは下のカラーケーブルを購入しました✨
子供の自転車は2メートル1本で足ります。ママチャリだと1本では少し足りなそうですね。
使用する工具はこちら!
- 10mmスパナ
- ワイヤーカッター
- 目打ち/千枚通し
- ペンチ
10mmスパナ
だるまねじを緩めるのに使用します。
ワイヤーカッター(ツノダ/ワイヤーロープカッター)
今回のために購入。写真のものは1500円くらいのものです。
アウターケーブルは硬いし潰れるとインナーケーブルが通らない。
インナーケーブルは切れ味の悪いもので切るとケーブルがバラバラになってアウターケーブルに通すことができません。
自転車屋さんの工賃よりはずっと安いので、一本買っておくと後々お得です。
目打ち/千枚通し
ワイヤーカッターでもアウターケーブルが多少潰れてしまうので、断面の穴を綺麗に開くために使用します。
これやらないとインナーワイヤーが入らないだけでなく、通っても上手くブレーキが効かない状態になります。用意しておきましょう!
ペンチ
エンドキャップを締めるために使用します。
上の写真の道具以外で、調整ねじが締まりまくっていて開かない場合は8mmのスパナも必要になってきます。
前輪のブレーキワイヤーを交換していきます!
①インナーワイヤーのエンドキャップをはずす
エンドキャップは平に潰して留められているので、逆の方向にペンチで押して抜きます。
今回はワイヤーがボロボロだった&ワイヤーカッターを試してみたくサクッと切っちゃいました。
②だるまねじを緩める
だるまネジのナットを緩めてワイヤーを抜きとります。
上の調整ねじ部分はワイヤーが通っているだけなのでそのまま抜くことができます。
③ブレーキレバーから先端部分(タイコ)をはずす
写真撮り忘れたので後の画像ですが…
ブレーキケーブルを緩めると、この金属部分が下がるので、そこからタイコをとりはずします。
写真は上から順に
- 新しいアウターケーブル
- はずしたケーブル
- 新しいインナーケーブル
④ はずしたケーブルの長さに合わせてアウターケーブルを切る!
中に古い方のインナーケーブルを通して新しいアウターケーブルを切断します。
空のまま切らない理由は、できるだけアウターケーブルを潰さないようにするためです。
⑤ インナーワイヤーが綺麗に通るか確認する
かなり綺麗に切れていますが、一度新しいインナーケーブルを通して確認しましょう!
ケーブルが通らなかったりスムーズに動かない場合は目打ちなどで穴をまーるく整えます。
引っかかる状態だとブレーキがうまくかからないので丁寧に調整しましょう。
⑥ アウターエンドキャップを止めます
インナーケーブルを通してアウターエンドキャップをはめてペンチでかしめて止めます。
下を向けて落ちないくらい止まってればOKでしょう。
⑦ ワイヤーケーブルを元通りに通す
ブレーキレバー → 調整ねじ → だるまねじ の順で通していきます。
調整ねじは後で調整できるよう、半分緩めた状態にしておくのが良さそうです。
アウターワイヤーが ブレーキレバー・調整ねじにきちんとはまっているか確認してください。
⑧ だるまねじを締める!締める!!
ブレーキシューをしっかり手で挟んだらインナーワイヤーをガシッとひっぱり、そのままだるまネジのナットを10mmスパナで締めます。
絶対に緩まないようにしっかり締めてください。
⑨ ブレーキの効き具合を確認する
ブレーキレバーを引いてみます。
半分引いたところでブレーキがかかりました。
もしレバーをグリップ近くまで握らないとブレーキがかからないようなら調整金具を調整します。
調整ねじを緩める(伸ばす)→ ブレーキが強くなる
調整ねじを締める(縮める)→ ブレーキが弱くなる
ブレーキの効きを強くする場合は調整ねじ全体(①)を緩めてからナット(②)を締めます。
ナットは手で締める程度で大丈夫です。
⑩ インナーワイヤーを切る
余分なインナーワイヤーをワイヤーカッターで切ります。
ワイヤーの長さは、ブレーキの金具の先端に合わせます。
⑪ インナーエンドキャップをつけて完成!
キャップをワイヤーにはめ、ペンチでググ〜〜!っとつぶすようにして止めます。
これで前ブレーキの交換は
続いて後輪のブレーキワイヤーを交換!
① インナーワイヤーのキャップをはずす
前輪同様インナーワイヤーのキャップをはずします。
古い&タイヤ交換でつけはずしした結果こちらもバラッバラになってしまったのでワイヤカッターでパチンと切っちゃいました。
ワイヤーがきれいな状態の方はペンチでエンドキャップを開いて抜いてくださいね。
②だるまねじを緩めてワイヤーを抜く
この後は前輪ブレーキと同じなので説明は割愛。
③ 右ブレーキレバーからインナーキャップの先端(タイコ)をはずす
④ 外したケーブルの長さに合わせてアウターケーブルを切る
⑤ インナーワイヤーを通して確認・穴を調整する
⑥ アウターエンドキャップをはめる
⑦ ケーブルを元通りに通す
⑧ バネとだるまねじを通し、ナットを仮止めする
だるまねじを裏側から入れて、ナットが手前に見えるように留めます。
上の写真では半分ほど緩んでいますが、調整ねじは一番しまった状態にしておくのが良さそうです。
⑨ ブレーキを引っ張り、だるまねじをしっかり締める
左手でブレーキ部分をギュギュ〜〜〜っと引っ張り、
これまたインナーワイヤーをギュギュギュギュ〜〜っと引っ張ります。
そしてだるまねじのナット(10mm)をスパナでしっかり締めます。
絶対に緩まないようにしっかり締めてください。
⑩ ブレーキの具合を確認する
左レバーを引いてブレーキの具合を確認します。
この通りハンドルにつくほどではブレーキが弱すぎます💦
半分くらいでブレーキが効くように調整ねじを調整しましょう。
調整ねじを緩めて…
ブレーキの効きを確認します。
今度は半分ほどでしっかり効きました!
ナットを指で締めて調整は完了です!
⑪ インナーワイヤーを切る
インナーワイヤーをワイヤーカッターで切ります。
長さはスタンド金具のお尻が目安です。
⑫ インナーワイヤーのエンドキャップをつけて完成!
前輪と同じようにインナーワイヤーにエンドキャップをつけたら完成です!!
こども1人で出かけた先でブレーキが効かない!!なんてなったら大惨事。
交換が終わったら目の届く範囲で必ず試走をして不具合がないか確認してくださいね!
30分あれば交換できちゃう!
Before After
水色にピンクのケーブルが目立ちますねー😂
息子は「ヘルメットと同じ色〜❤️」と喜んでいました。(←ピンク好き)
ネットではいろんな色のアウターケーブルが売られているので、
皆さんも好きな色を選んでプチカスタムしてみては?
一緒に変わっているハンドルのグリップは次の記事で書きますね!
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