子供の自転車(幼児用18インチ)の修理その②です。
前回は前輪のタイヤを交換しました。
今回は難易度がぐっと上がる後輪タイヤを交換していきます!
後輪のタイヤ交換で用意するもの
- レンチ(15mm)
ハブナット - スパナ(10mm/8mm)
だるまネジ・チェーン張り金具/ブレーキドラム - プラスドライバー(1番)
ギアカバーのネジ - マイナスドライバー
チェーンを外すのに使用。手でも… - タイヤレバー
- チェーン用オイル
- 紙コップ
- メモ用紙
- ホワイトボードマーカー
印付け用
私はこんな道具を使用しました
ペダルレンチ
ボックスレンチ15mm/14mmとスパナ15mm/10mmがついています。
ペダルとクランクの隙間に入りやすいよう厚みが5mm以内に作られています。
15mmのスパナはサイズが特殊なようであまりホームセンターに売っていないので、ペダルレンチを一本持っていてもいいんじゃないでしょうか?
まあタイヤ交換くらいならモンキーレンチでも十分交換可能です。
ダイソーで購入の商品たち
チェーンオイルはほとんど使わないので万能オイルをダイソーで購入してみました。
万能オイルはチェーンの掃除・潤滑油として使用します。
有名なクレ556はサビ落とし用としては抜群ですが、すぐにオイルが揮発してしますため、潤滑油としては使用できないようです。
ちゃんとした自転車チェーン用オイルだとこんなのが販売されています🔻
グリーススプレーも100円。
ほとんど活躍の機会はないので小さいのがありがたいです。
上の万能オイルを潤滑油として使ってもいいのですが、チェーンの仕上げに塗布する為に購入。
万能油がサラサラのオイルだとしたらマーガリンのように長く留まってくれるようです。
(その分埃やゴミもくっつきやすいとか…)
紙コップとメモ用紙
パーツがたくさんあって複雑な後輪メンテ。
一つパーツをはずすごとに写真を撮っていくのもいいですが、紙コップに入れて重ねていくことで順番に悩むことなく戻すことができます。
その他交換パーツたち
パーツを見て錆びている様なら交換しちゃいましょう!
ハブナットなんかは数百円で交換できちゃいます。
錆びにくいステンレス製もあるので検討してみては?
近所のエンチョーとカインズではパーツをたくさん販売していました。
逆にデーツーは全くなかったです。
下のスパナセットもあると便利です!
(↑いままで持ってなかった人)
後輪を外していきます!
スタンドをはずすと自立してくれないのでひっくり返していきますよ〜!
がんばれフェンダー!
① 左右のナットをはずす
車輪中心のナットをはずします。
前は14mmでしたが、後輪は15mmのレンチで回していきます。
この自転車はワッシャーがついていませんでしたが、あれば一緒に紙コップに入れてください。
メモ書きも一緒に入れておいてくださいね。
② スタンドをはずす
ここからははずしていくだけです。
スタンドは紙コップには入らないので、「スタンド」と書いたメモだけ紙コップに入れて重ねます。
紙だけ入れて 重ねます
③ フェンダー支持棒をはずす
次はフェンダー支持棒を軸からはずしてまた紙コップに入れます。
上のスタンドとの順番は自転車によって違う様です。
荷台付きの場合は荷台の支持棒もあると思うので同じくはずしてください。
組み立ての時に間違えないように、紙コップを重ねてくださいね!
④ ブレーキのワイヤーをはずす
だるまねじのナットを緩めてブレーキワイヤーをはずします。
だるまねじはワイヤーにつけたままでOKです。
⑤ ブレーキドラムをはずす
赤丸部分のネジを外していきます。
下の赤丸はチェーンを張っている金具です。
下の写真にはありませんが、左右にあるのでどちらもはずしてください。
⑥ 後輪の位置に印をつけておく
戻す時のために、車輪軸の位置をホワイトボードマーカーで印をつけておきます。
⑦ チェーンカバー(後)をはずす
チェーンをはずすために後ろチェーンカバーを外していきます。
ネジを取れば簡単にはずれます。
ネジは紙コップに入れて重ねておいてください。
⑧ チェーンを緩める
車軸を前に引っ張るとチェーンが緩みます。
⑨ 前のギアカバーを開けてチェーンをはずす
ねじひとつ不足です
前のギアカバー(チェーンケース)を外します。
ママチャリだとチェーンホイールの部分だけが外れるタイプも多いのですが、こちらの幼児用自転車は全部がガバッと外れました。
ネジを4箇所はずして…
ありゃ、ペダルにひっかかりました💦
回しづらいですが、このまま進めます。
チェーンホイールにマイナスドライバーを差し込んでチェーンをはずします。
手で外してもいいですが、素手で触ると手が油で真っ黒のになるので注意を。
これで車輪がフリーになりました。
⑩ 後輪を外す
後輪が外れました!
今回は後輪のドラムブレーキも交換するのですが、なが〜くなるのでこちらは次の記事で書きますね!!
タイヤを交換します
タイヤの交換方法は前輪タイヤの交換方法と同じなのでこちらのページ をご確認ください😊
後輪を戻していきます
① 車輪を戻して後輪にチェーンをひっかける
タイヤ交換した後輪を戻していきます。
画像だと軸がフレームに収まってません💦
ちゃんとフレームの間に入れてくださいね。
② 前ギアにチェーンを引っかける
ペダルを回す様にしてチェーンをギアに引っ掛けます。
③ 油をさしてチェーンを掃除する
ペダルを回しながらチェーン1周に万能オイルを垂らし、少し時間をおいてクロスで拭き取ります。
布が黒いからわかりませんが、サビや埃で真っ黒になるはず。
その後グリススプレーを吹きかけます。
この時注意するのが、後輪側に油を吹きかけないこと!
ブレーキ内に油が入るとブレーキが効かなくなって大変危険です!!
必ずブレーキ(後輪)から離れたところで注油してくださいね。
④ 前のギアカバーをつける
ここからは紙コップの指示通りに戻していきます!
まずは前ギアカバー。ギアカバーのネジが足りなったので交換しました。
後ろのギアカバーは最終確認後に取り付けるので飛ばして進めます!
⑤ チェーン引き金具、ブレーキドラムのネジを止める
ホワイトボードマーカーでつけた印に軸を合わせてチェーン引き金具を戻します。
このチェーン引き金具も歪んでいるので交換したかったのですが、子供用自転車はサイズが違うのでしょうか。ホームセンターに売っているパーツは一回り大きかったので諦めて、ボルト部分だけ交換しました。
ブレーキドラムのネジも留めてください。
⑥ ブレーキワイヤーのだるまネジを止める
だるまネジを通して…
だるまネジをブレーキの穴に通したらナットを軽く留め、
片手でブレーキ部分を引っ張りながらブレーキワイヤーを引っ張ってナットをしっかり留めます。
言葉だけだと説明しづらいので詳しくは下の記事をどうぞ!
そのまま戻される方は修理前よりもブレーキワイヤーの長さを少し短めにしてください。
使用期間にもよりますが、ワイヤーが若干伸びてきているはずです。
私はブレーキワイヤーも交換しました。
ブレーキワイヤー交換の記事は >>こちら!(準備中)
⑦ スタンド・フェンダー支持棒を取り付ける
スタンド・フェンダー・(あれば荷台)をはめていきます。
順番を間違えないようにしてくださいね!
⑧ ハブナットを取り付ける
前輪同様新調しました
車輪中心のハブナットを取り付けましょう。
最初は手でクルクル。
自転車の後ろからタイヤの位置を見ながら、車輪がフェンダーの中心に来るように左右均等にナットを締めてください。
⑨ ひっくり返してスタンドを確認しナットを締める
ひっくり返して自転車がしっかり立つようにスタンドの位置を調整します。
調整が済んだらレンチを使ってハブナットをこれでもかっ!!と締め上げてください。
絶対に緩まない様にギッチギチにしめてくださいね!
きちんと閉まったらナットカバーをはめ込みましょう。
⑩ ブレーキの効きを確認する
NG!調整ネジを緩めます OK!!
後輪を浮かしてペダルを回してみます。
左レバーを握ってきちんとブレーキがかかるか確認してください。
ブレーキレバーがハンドルに当たるほど握らないといけない場合は調整ネジをしめてブレーキを強めます。
逆にブレーキが当たってしまって車輪がうまく回らない時は調整ネジを緩めます。
詳しくはこちらの記事(準備中)をみてくださいね!
⑪ チェーンの張りを確認
ペダルを逆に回してみてチェーンの張りが適切か確認します。
ゆるすぎたり張りすぎてチェーンケースに当たらないでしょうか?
当たる場合は左右のチェーン引き金具を回して調整してください。
⑫ 走行試験!
遠出した時に不具合が起きたら大変です!
家の前を少し走ってみて、異音はしないか?ブレーキがきちんと効くか?確認してください。
⑬ 後ろのチェーンカバーを戻して完了!
後ろのギアカバーを戻してねじ止めします。
紙カップはちゃんと空になりましたか?
もう一度確認しておきましょう。
これで後輪のタイヤ交換は終了です!お疲れ様でした!!
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