できるかなこんな橋、あったらすごいねこんな橋~~♪ の歌でおなじみ、ピタゴラスイッチの『そこで橋は考えた』のコーナー。
おこさんが大好きだったらぜひ橋が動くところを見せてあげたいですよね!
すごく喜んで将来は橋博士になっちゃうかも…?
でもいったいどこで見ることができるんでしょうか?
今回は北日本(北海道・青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県)で見ることのできる可動橋をまとめてみました。
北海道・東北地方で稼働中の可動橋
残念ながら現在動く橋は一基のみですが、日本で唯一のスライド橋です!
① 青森県 ラブリッジ ー 引込橋
1993年完成の青森港に架かる歩道橋。
青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸(鉄道車両搭載可動橋 ※下記参照)と臨海公園の青い海公園を結ぶ。
橋自体が陸側にスライドする日本では珍しい、引き込み式の橋。
同じ引き込み橋は日本にはもう一基、三池港閘門の連絡用の橋として存在する。
◎ ラブリッジの仕組み

橋の陸側に台車が設置されており、これがレールの上を動くことで橋がスライドする仕組みのようです。
◎ 開いたときの様子
画像引用:FOURSQUEARE
左の部分が引き込まれている様子Googleマップより
ラブリッジの中央が開いているのがわかる
◎ 開閉時間
不明
※ 工事中の可能性あり?
※ 2021年6月10日に試運転をしたようです
冬季(12〜4月)は凍結のため橋が封鎖されて不可となる日あり
◎ ラブリッジ 詳細
- 所在地 青森県青森市安方1-1付近
- 料金 なし
- ホームページ FOURSQUEARE じゃらん
可動しないが現存する可動橋
① 北海道・青森県 青函連絡船可動橋
函館側の可動橋門港
画像引用:函館市青函連絡船記念館 摩周丸青森側の可動橋門構
画像引用:青函連絡船メモリアルシップ 八甲田丸

spaceaero2 – 自ら撮影, CC 表示 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=10573780による
1908年青函鉄道連絡船の運行が開始。1925年に船舶に鉄道車両を搭載するための可動橋が青森・函館両港に設置された。鉄道車両が船を通じて海を渡ることは世界的にも大変珍しい。1988年に青函トンネルが開通するまで北海道と本州を結ぶ物流の大動脈として活躍した。
船の中に線路を敷き、車両ごと積んだのだそう。運んだのは基本的には貨車だが、一時期は寝台車を運んだことも。(お客さんは駅で降りて歩いて乗り換えたそうです。)
◎ 函館市青函連絡船記念館 摩周丸 詳細
- 開館時間 4〜10月:8:30〜18:00 11〜3月:9:00〜17:00
- 休館日 あり
- 入館料 一般:500円 児童生徒:250円 幼児:無料 (青森との共通入館券700円)
- 所在地 〒040-0063 北海道函館市若松町12番地先
- 行き方 JR函館駅から徒歩4分 市電函館駅前から徒歩5分
- 駐車場 函館駅前広場駐車場・函館市若松町駐車場 2時間無料
- ホームページ 函館市青函連絡船記念館 摩周丸
◎ 青森 青函連絡線メモリアルシップ 八甲田丸 詳細
- 開館時間 4〜10月:9:30〜19:00 11〜3月:9:00〜17:00
- 休館日 あり
- 入館料 一般:510円 中高校生:310円 小学生:110円 (函館との共通入館券700円)
- 所在地 青森市柳川一丁目112-15地先 青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸
- 駐車場 無料20台
- ホームページ 青函連絡線メモリアルシップ 八甲田
② 秋田県 新生大橋 ー跳開橋
八郎潟調整池の東部承水路にかかる県道54号男鹿琴丘線の橋。
ここだけ縁石も新しいが、この部分が架け替えられた部分だろうか?となると奥に見える青い箱がはね橋の可動部か…?
ちなみにこの八郎潟、元は琵琶湖に次ぐ日本第2の広さを誇る湖だったそうで、戦後の食糧不足解消のために昭和32年から52年にかけて干拓(湖をぐるっと囲む堤防を造り、内側の水を排水して陸地を作る工事)されたのだそう。総工費はなんと約852億円!
◎ 新生大橋 詳細
- 所在地 秋田県山本郡三種町
③ 秋田県 大潟橋 ー昇開橋
上の新生大橋から少し南、県道298号上の橋。こちらも橋の一部分だけ縁石が赤い。ここが可動部か?
しかしこれだけみても全く可動橋とはわからない。
八郎潟ではうたせ舟(帆引き船)が走っていたというが…関係はあるのだろうか?
◎ 新生大橋 詳細
- 所在地 秋田県南秋田郡八郎潟町
北海道・東北地方の可動橋まとめ
北海道及び東北では青森のラブリッジのみ稼働しているようです。いつ開閉するのか不明なので、詳細をご存知の方ご連絡くださいませ!
すぐ近くに鉄道車両を船に乗せていた可動橋・青函連絡船可動橋もあるので、電車や可動橋好きの子供がいればぜひ連れていきたいスポットです!
この記事を読んで行かれた方、ぜひコメントで教えてくださいね♪
コメント
秋田県大潟村の新生大橋と大潟橋ですが、地元新聞社発行の本に詳細が載っていました。
その本によると、どちらの橋も浚渫船を通すために可動橋にしたが、本が書かれた時点で一度も動いたことがないとのことです。