できるかなこんな橋、あったらすごいねこんな橋~~♪ の歌でおなじみ、ピタゴラスイッチの『そこで橋は考えた』のコーナー。
おこさんが大好きだったらぜひ橋が動くところを見せてあげたいですよね!
すごく喜んで将来は橋博士になっちゃうかも…?
でもいったいどこで見ることができるんでしょうか?
今回は中部地方(愛知県・岐阜県・静岡県・山梨県・長野県・福井県・石川県・富山県・新潟県)で見ることのできる可動橋をまとめてみました。
中部地方で稼働中の可動橋
中部では増水時のみ上がる橋や年に一度のお祭の日だけ跳ね上げる橋など、ユニークな橋があります。
① 富山県 生地中橋(いくじなかばし)ー旋開橋
富山県黒部市生地の黒部漁港に架かる可動橋。
1961年に昇降式の可動橋として完成。1982年に片持ち式の旋開橋に架け替えられた。
長さ38.4m。片側を軸に78度回転する。
◎ 開閉時間
不定期
船通過時1日7~30回ほど稼働
◎ 生地中橋 詳細
- 所在地 〒938-0066 黒部市生地四十物町
- ホームページ 黒部・宇奈月温泉観光局公式サイト
② 富山県 内免橋(ないめんばし) ー昇開橋
この橋は船を下を通すためではなく、千保川が増水した際に氾濫防止の為1mほど上昇する。
通常の昇開橋のように橋桁を釣り上げるタワーはなく、橋脚部に格納された柱で橋桁がジャッキアップされる。
◎ 開閉時間
川の増水時
年に一度の点検日(6月前半の日曜日?)
◎ 内免橋 詳細
- 所在地 富山県高岡市内免2丁目
- ホームページ なし
③ 愛知県 御葭橋(みよしばし)ー跳開橋(片側)
1983年完成。
8月初旬の須成神社(冨吉建速神社・八劔社)の祭礼「須成祭」の巻藁船や車楽船が通る時のみ跳ね上げる、珍しい橋。
祭囃子を奏でながら船が御葭橋を通過していく様子は一見の価値あり。
須成祭は7月〜10月までの約100日間かけて数々の祭事がおこなわれ、ユネスコの無形文化遺産や国指定重要無形文化財にも指定されている。
釣り上げ装置は常設されておらず、タワーの上に滑車を取り付け発電機でワイヤーを巻き上げる。
◎ 開閉時間
須成祭の宵祭(8月第1土曜日)・朝祭(翌日曜日)
◎ 御葭橋 詳細
- 所在地 〒497-0031 愛知県海部郡蟹江町大字須成川西下433
- ホームページ 蟹江町観光まちづくりポータルサイト
可動しないが現存する可動橋
① 愛知県 名古屋港跳上橋(なごやこうはねあげばし)ー鉄道跳開橋(片側
別名 旧1・2号地間運河可動橋
1927年に臨港鉄道の貨物列車の引き込み線の一部として造られた、日本に現存する最古の上部カウンターウェイト式の鉄道跳開橋。臨港鉄道が廃線となり、1986年に役割を終え、現在は橋桁を78度に上げた状態で保存されている。
1999年 国の登録有形文化財
全長63.4m(可動部15m)
名古屋港跳上橋周辺は私有地だが、約250m奥にある稲荷橋から見学可能。
中部の可動橋まとめ
中部では富山県と愛知県にそれぞれ2基可動橋があります。
歴史のある『名古屋港跳上橋』を見に行くもよし、文化遺産の須成祭の観光がてら『御葭橋』を見に行くのもいいですね!
直近で動くのを見たい人は富山の『生地中橋』で船が来るのを気長に待つのがいいでしょう。
見に行かれた方はぜひコメントで教えてくださいね!!
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